からだとの対話

緑がまぶしい季節になりました。
GWはいかがお過ごしですか?

こんにちは
アンティエールの三田です。

自分のカラダを解してくれる手の感触・密着度・圧力・スピード・リズム…

それら一体の流れと呼吸との連動

それが合わさった時、深い眠りが誘う・・・。

よく、トリートメントをしててもお話することもあります。
そんなときの目的は、カラダのリラックスよりも心のリラックの方が比重が大きいのだと感じます。

よもぎ蒸しで蒸されている時に、ちょっとした会話の中で、心のつっかえがフッと飛んだ時の様子はカラダの筋肉もなんだか緩みが早いように感じます。

不思議ではありますが、施術手の頑張りだけの問題ではなくて・・・
施術手とカラダとの対話
施術手と心の対話
そして
その施術手を通して自分のカラダと心との対話が始まる

この流れが一方通行であったり、対話にならなければリラックス度も違って来るだろうと思います。

肌が合う
という言葉があるように、肌との接触には対話が生まれているからです。

対話の重要性

カラダの感覚は、心の状態を反映していることが多く、カラダと対話することで、自分のこころの状態に気づきやすくなります。
最近、片方の肩が酷く凝るとか・・・
頭痛や吐き気を感じる
下痢や便秘が頻繁に起こる
背中がバキバキ・・・


そして、丁寧に観察することで、自分のカラダの反応やパターンやストレス度を理解しやすくなります。
イライラしている時は肩凝りがひどい
食欲がないとかドカ食いをしている

家で引きこもっている
眠りが浅い・・・


それらの感覚を理解し、それに合わせた行動をとることでバランスを調えることが出来ると言う事です。

辛い経験がカラダを硬直させる

ある話に、親からいつも叱られ続けたり、虐待を受けてきた子どもというのは、普段から顔やカラダの筋肉に知らず知らずに力が入っており、硬直させているようで、
顔は無表情で強張っていたり、肩を丸めていたり、お腹を丸めていたりしている態勢が多いそうです。

要は自分の身を守ろうとカラダを硬くしてきた結果、そのような姿勢・筋肉のパターンが慢性化してしまった現れですが、ある意味、感情や思考や行動が癖のようになったまま大人になった今が、現在のカラダの状態なのかもしれません。

辛い経験も人それぞれの辛さがあるとおもいます。
カラダの出方もそれぞれではありますが、なぜにカラダが強張るのかは内的な要素が深く関係していると思います。

スキンシップの『癒し』の効果

カラダとの対話の中には運動・ストレッチ・ヨガや瞑想・ウォーキングやランニング・ガーデニングなど色んな対策があります。
どれも効果は抜群に効きます!
独りで黙々とすることで、対話ができます。

だけれども!
ぬくもりの中での対話はそれ以上に効果抜群です。
それがスキンシップ

誰でも不安やストレスを感じた時、人からぎゅっと抱きしめられたり背中を優しくなでてもらったことで、落ち着きを取り戻したという経験はありますよね?
もともと不安な時は、人はだれかと触れたいものではないですか?

例えばある実験の話ですが、
病院で看護師さんが患者さんに触れる場合と触れない場合で、患者さんの不安の程度を比較したもので、看護師さんから触れられた患者さんは、心拍や血圧などが下がりリラックスすることが出来た事例があるほど、スキンシップは不安を拭ってあげることが出来るのですね。

人から触れられるボディケアの良さはそこにあると思います。

肌の合うボディケアで、心身のバランスを整え対話し、自分知ることは治癒の始まりでもあります。
新年度の活動が慣れ始める5月
揺れ動き、ざわつく心身を落ち着かせるためにぜひとも対話を心がけてみてくださいね。