怖くなるような抜け毛の量・・・びまん性脱毛症

こんにちは
アンティエールの三田です。

もう何年も付き合いのある人からカット✂の依頼があり、雰囲気は何だか急ぎのような切羽詰まったような感じで連絡を受けました。
会うとなんだかボリュームが減ったような・・・。
と言うと、そこから1カ月もしない間に起きた髪の減り方を伝えてきました。

ここんところ毎日抜け毛がひどく、手を通しただけで抜けると言う事で触ってみると、本当に髪の毛に厚みがないのです。
本人も怖くなり、皮膚科に行って診てもらったら『びまん性脱毛症』と診断されたようです。

びまん性脱毛症とは

髪全体のボリュームが失われる薄毛の1つです。
『びまん性』とは一面に広がる・はびこるという意味のようで、全体的に抜け毛が増えるということですね。
まばらに抜け毛が増えるのに、気づいた時にはかなりの進行性があるようです。
なので、気づいた時の『はじめが肝心!』な治療がいいようです。
いわゆる、毛根が生きている間に治療をすれば治ると言う事だそうです。

びまん性脱毛症の特徴

びまん性脱毛症を発症している可能性が高い症状は
・抜け毛が増える
・地肌が透けて見える
・分け目が広くなる
・全体のボリュームが減る
・髪のコシやハリがない

抜け毛の増える量としては一時的なものではなく、長期にわたって抜け毛が生じる量の減り具合です。
そしてそれが増してトップのボリュームが失われて、ヘアセットが決まらないことでなんだか変だと気づきだすのです。
では、その原因は何でしょう・・・。

びまん性脱毛症の原因は

女性ホルモンの分泌が減少すると、微量に分泌されていた男性ホルモンが相対的に多くなり、女性でも脱毛が多くなります。
女性ホルモンのエストロゲンは、毛髪の寿命を延ばし、成長を促す働きがあります。
なので、エストロゲン分泌の盛んな卵巣活動期の女性が、薄毛に悩まされるのはほとんどありませんが、卵巣活動が収束する閉経期になって、エストロゲン分泌が減少すると、男性ホルモンの影響で脱毛が多くなるのです。

そして、女性のびまん性脱毛症の原因は複雑に絡み合っていることが多く、はっきりした原因がつかめないことが多いのです。
なので、診療しても原因を突き止めることが出来ないと言う事でモヤモヤが残るのもあるでしょう。

ではそうなってしまったら・・・・

びまん性脱毛症の対策は・・・

びまん性脱毛症は、40代から80代までの数年間にわたり、少しずつ進行するので、早め早めの対策を始めながら根気よく対策を続けるのが重要です。

行く診療としては脱毛症などが得意な皮膚科で診てもらい、皮膚科で血液検査ができるようなら血液検査をして、血液検査をしていないようなら、婦人科で血液検査をし、婦人科で甲状腺のホルモンの数値も血液検査の項目に入れれるようなら、甲状腺からの目線も入れて見てもらうとさらによく、婦人科が甲状腺の値が診れないと言えば、また、甲状腺科の方でホルモン値を診てみるのをお勧めします。
要は、ホルモンの値がカラダの中でどうなっているのかを調べると、対処法が全体像として診れるのではないかと思うのです。
なので、検査をしてもらうときにいろいろな目線で診る姿勢で、医師と相談することをお勧めしたいです。

今は専門科としてクリニックも医療の入り口が狭くなっているので、どこから初めに受診するかも悩みます。
びまん性脱毛症かと思ったら、それに特化した診療科で診てもらうと一度で済みますね。
なので、抜ける頻度と量でおかしいと思ったら早めの行動を!

家庭でできるセルフケア

まずは、自律神経を整える生活に加え、ヘアケア商品の見直しが必要です。
そして、毛根を死なせないように、頭皮の血流を促進する育毛剤やマッサージをするなどして対策を心がける。

そしてこれは本当によくある話ですが、 『ストレスはないんですけど・・・』とお聞きします。

だけど、これが一番のストレスです!ってのがない場合、
今の自分の、本当の感情にはとても鈍感になっていることに気づいていないのです。
だけれども、カラダ自身は老年化に向けての過渡期にいるとしたら、カラダの変化の最中に気づいていないストレスが相まって発症するのが症状です。
それを突き止めて手放せたら、回復は早く訪れるかもしれません。

それに気づかないまま治療をしても、根本が解消していなければ、また同じような問題に淵当たった時、カラダに出る症状は振り返す場合があります。
毛根は一度死んでしまうと生えてはきません。
そうなる前に、治すのです。

他力の治療と自力の手放しとで元気な毛根を育てていきましょう!
髪も大事な表現要素。
失うわけにはいきませんからね!