50代の痛み…女性にまつわる足のトラブル

こんにちは
アンティエールの三田です。

50代、更年期続行中の私は女性ホルモンを強制終了してから2年目を迎えます。

カラダの症状としてホットフラッシュが現れだし、静止状態から動き出す時の関節の痛みなど、電車から降りて階段を下るときの違和感とか・・・
動き出すとその痛みは次第に慣れて感じなくなるのですが、対処法を見つけ苦痛なく過ごせています。

そして今年は
起床時の踵の痛みです。
意外に激痛なのです!
それと、手の第二関節の可動に違和感を感じます。
力が入りづらく、握力がなくなりました。
ホットフラッシュは健在です。


女性ホルモンとはスプーン1杯の量であるにも関わらず、無くなればものすごいカラダのダメージを受ける、大事なホルモンなのだと感心します。

一概に女性ホルモンと決めつけるのはいけませんが、他に疑うものがなければその目線で対処できるセルフケアの1つだと捉え、対処しながら更年期を終えたいものです。

更年期に起こる踵の痛みは足底腱膜炎の可能性

足底腱膜というのは、踵の骨から足の指の付け根にかけて、繊維状の組織である腱が膜のように足の裏に張り巡らされているもののことで、腱と骨の付着部で炎症が起き、痛みが出る状態を足底腱膜炎と言われています。

足底腱膜炎は身体の土台である足の骨格の崩れにより発症します。
更年期で足底腱膜炎を発症する場合、最大の原因はエストロゲンの減少です。
更年期に入りエストロゲンが急激に減ると、関節を支える靭帯や腱が緩みます。骨同士をつなぐ靭帯や腱がずれることで足の一部に荷重がかかってしまい、歪みの大きな場所に痛みや変形が生じやすくなるのです。

私の場合、手にもそれと似た原因で強張りや違和感が出ているのでしょう。

そもそも日本人の7割が扁平足だと言われていて、加齢による筋力の低下によってさらに足のアーチは崩れてしまいます。
外反母趾や内反小趾、魚の目やタコができたり、患部をかばおうとする歩き方によって膝の痛みや腰痛が起きる場合もあります。

トリートメントで足先を触ると、足裏の硬さ・足首の可動域など気になるところがあります。
ゆっくりじっくり足裏や足首を解していくと、柔らかさが戻ってきますが時間がかかる時もあります。

加齢になるにつれて足のトラブル・足の苦痛を多く耳にします。
足元はカラダの土台ですので、しっかりと解していきたいものです。

生涯現役生活のカギは足の健康が土台となる

内臓が元気な方の不調はほぼほぼ、痛みをおっしゃいます。
ほとんどが足からくる痛みです。
足の指先・足首・踵・膝・股関節・腰・・・と順に部位が上がってきます。

なので、最近は歩き方レッスンに通っている方などもお聞きしますが、要は姿勢・歩き方になんだかの問題があるのでしょう。
足裏の使い方は教わることはないですもんね。
それでも足の使い方で足の筋力にも違いが出て、生涯自分の足を使い生活することが目標であれば、ここはしっかり整え直していきたいですね。

足底腱膜炎の痛みの改善

更年期のかかとの痛みには、足底腱膜の柔軟性を保つストレッチが一番効果的です。
同時にリラクゼーション効果もあるおすすめのストレッチを6種類ご紹介しますね。

ゴルフボールなどの硬さのあるボールなどのストレッチをする道具があります。
そのボールに足裏を置き、体重をかけて足裏全体をグリグリと解していきます。
特に踵をグリグリ解すと、とても痛いのですが私はこれで起床時の痛さがなくなりました。

・足指の第二関節折り曲げて、床に付けます。
すると足の甲が伸びて脛も伸びます。
それとは反対に、第二関節まで地面に着けて踵を上げます。
すると、指の強化になり指を使う感覚を目覚めさせます。

・床に座り、足を伸ばして足先を天井に向けます。
指先を目一杯自分の方に向ける気持ちで、ふくらはぎ・膝裏を伸ばします。
指先に手が届くようなら掴んでみるのもいいかと思います。

・足指の間に手の指を絡めて手と足裏を握手させて、足首を回します。
自分の足の可動域が確認できるかと思います。

・足指でタオル掴みは、効果がありますよ。
指を使う事でしっかり大地を踏み出せる力が付きます。

・ヨガなどで勧められる足指でグー・チョキ・パー
これは顔も一緒にグー・チョキ・パーの表情につられるほどの難しさですが、これが出来るとパーフェクトに使い足裏の健康法。

足先のケアをしていない場合、最初はとても痛さを感じると思います。
最初はお風呂の中で、湯船につかり温まりながら足裏を伸ばしたり、足首を回したり、グー・チョキ・パーをしたりすると痛みも軽減され動かしやすいです。

落ちやすいけれど付けやすい

更年期は閉経の前後10年間ですが、50歳が平均の閉経年齢だとすると、45歳頃から徐々に女性ホルモンのエストロゲンは減っていきます。エストロゲンには関節や腱を柔らかく保ったり血管の柔軟性を保つ役割がありますが、閉経後はほとんど分泌されなくなるので、50代や60代になっても痛むことがあります。

なので、積極的に柔軟性は保たさないと硬くなり可動域が狭まります。

そこには筋力が関わってきますが、動かさなければ自然と筋力は落ちてきます。
落ちたままの筋力で、つまずいたりこけたりしたら骨に影響を受けます。
義母は、コケて打ち身となり、そこから寝たきり生活になりました。
とても早い期間であっという間に寝たきりです。

動ける間に筋力貯金をしておきましょう。
それにはまず、怪我をしないよう解すのが先です。

ケアが何よりも大事な時代になりました。
生涯現役で素敵な晩年を迎えましょう。