
更年期と甲状腺異常の症状は似ている!
なんか今年の初夏は肌寒さが残りますね。
こんにちは
アンティエールの三田です。
私は高齢出産で初産を経験しました。
親子年齢差40歳です。
妊婦後期、高齢と言う事でカラダの管理は厳しく指導されてました。
毎日、愛犬と共に散歩をし、階段も使い、何かと動いていました。
難産になるのが嫌だったのでそこは積極的に・・・。
すると、お腹の圧迫で?か、動悸が起こるようになりました。
とても疲れるのです。(妊娠後期にもなると疲れるものだと…)
産婦人科の受診で診てもらうと、甲状腺の数値に引っかかり甲状腺の専門病院『隈病院』を紹介されました。
病院に慣れていないので、病院を紹介される身としてはドキドキでした。
隈病院の受診で採血・喉辺りのエコーがあります。
受診の結果は『甲状腺機能低下症』(慢性になると『橋本病』となるようです)
甲状腺ホルモンの分泌が低下している状態です。
そもそもホルモンってなに?
よく聞くホルモンなので知っているようで、実はよく知らないホルモン。
女性ホルモン・男性ホルモンはよく聞き、更年期に差し掛かると必ず出るワード。
ホルモンとは
血液中を流れる『つぶつぶ』で、体内で作られる物質のこと。
生理不順だったり、肌が荒れていたりするとき『ホルモンのバランスが崩れてる』ってよく言いますね。
私たちのカラダで作られた目に見えない程の小さなつぶは、血液中に放たれ、血管を通って全身を循環します。
そして目的の細胞に到着すると、指令を伝えます。
ホルモンを作って分泌する臓器は下垂体や甲状腺、副甲状腺・副腎・膵臓・卵巣などです。
それに加え、血管・心臓・皮膚・胃・腸・脂肪などなど、カラダ中のほとんどの臓器からホルモンが分泌され、臓器全体の働きを調整しています。
そしてそれぞれの臓器から分泌されるホルモンは、それぞれ決まった細胞にだけ指令を運び、カラダのあちこちにある『受容体』に届くことで効果を発揮します。
血液中に放たれたホルモンは全身を巡るのですが、それぞれの受容体をもった細胞のみ反応し、それ以外は素通りします。
なので、それぞれがくっつくことで効果があるので、指令は間違わず優秀な働きをします。
なんだけれど、まぁホルモンの世界って難しい・・・。
甲状腺ホルモンは燃焼系のホルモン
甲状腺は喉仏あたりにあります。
身体の新陳代謝、エネルギーの代謝を活発にするのが甲状腺ホルモン。
脂肪や糖分といった栄養素をガンガン燃やし、エネルギーに換えるのが役割です。
カラダの新陳代謝を上げ、さまざまなカラダの働きや成長を促進するものですが、その分泌が過剰になると動悸や頻脈、多汗、息切れや微熱といった症状が起こりやすくなります。
反対に、甲状腺ホルモンが足りなくなると、心拍数は少なくなり、疲れやむくみなどの症状が現れます。
さまざまな臓器の働きも悪くなるので、便秘になりやすくなります。
私は当時、動悸がすることを訴えましたが、私の診断は機能低下症。
甲状腺ホルモンの分泌が不足していました。
甲状腺ホルモンは成長ホルモンの働きを助ける役割も持っているので、妊婦には胎児に対して必要なホルモンを分泌させないといけないので、薬物療法『チラージン』を服用し、甲状腺ホルモンの分泌を正常に保たせる治療がその時から始まったのです。(副作用はありません)
自分でなんとかなるのか?ならないのか?
40代での子育ては、元気な私でもしんどかった思いが抜けません。
女性の40代というカラダの変わり時にノンストップの子育ては体力・気力を奪いました。笑
出産をし、胎児に影響がなくなったことで、甲状腺ホルモンへの意識も薄れ、薬物療法も忘れ気味になり、一時自己判断で治療をやめました。
『代謝なら自分で上げてやる~!』
って意気込んで代謝の良い体つくりに励みました。笑
だけど、やはり疲れるのですよね。
気力と共に・・・
そうこうしている間に50代という更年期世代。
カラダの症状もこんなものだろうと思いながら過ごしていた時、久々に甲状腺クリニックで数値を計ってみると、やはり不足している数値に変わりなく、これは代謝を自ら上げる事でどうなるものでもないのかもしれないかと思い、チラージンの服用が再度始まりました。
脳の下垂体から放出される甲状腺刺激ホルモンがうまく分泌されなく、指令を出してもらえないのか・・・・。
更年期の不調では、多汗やのぼせ、動悸などに加え、冷えや便秘などありとあらゆる症状が現れますよね。
私は更年期に入る前に、甲状腺機能低下症で症状を経験していました。
気分の落ち込みや無気力・疲れやすさ・冷え・むくみ・体重増加・乾燥…
これらの症状が甲状腺ホルモンの変動で分泌が過剰になった時と、不足になった時の症状には相反する症状と現れますが、更年期の不調には甲状腺異常の症状とよく似ています。
(甲状腺機能低下症にはうつ病にも似ていると言われています。)
甲状腺の問題か更年期の不調か迷う場合は、甲状腺ホルモンの検査(採血)をしてみることをおすすめします。
今の医療は専門性が高くなり、カラダの全体像を診てもらえることも少なくなり、各科で言われることが違って来ることもあります。
言われるこちらは迷いますよね。
専門医でも全体像を診てもらえる医師に出会えるといいですよね。
私自身が出来る事は、自分のカラダを整えて自分を労わる事です。
労わる=甘えではありませんから、元気でいるにはここはイコールにしないことを心がけないといけませんね。
ホルモン分泌の大切さは身に沁みます・・・。