更年期は人生の大転機と捉えてる?

こんにちは
アンティエールの三田です。

今年の夏が長く感じたせいか、
今でも気温が高いからクリスマスの事なんて考えてませんでしたが・・・
あっという間に来そうです‼
準備はしてますか???
クリスマスプレゼント・・・
我が家はこのイベントが頭を悩まします・・・。

さて、
女性の人生で卵巣が機能するのは10歳頃から50歳頃までの約40年間。
ものすごく長い!
人生100年時代になっても、日本人女性の平均寿命は87歳頃ですから、閉経後、
よれよりさらに約40年を卵巣機能なしに生きていくことになります。
なので、そんな意味も含め、更年期はエストロゲンのない状態に、カラダを慣らしていく大事な準備期間だと言う事を意識してほしいと感じています。

卵巣の機能のおさらい

卵巣は左右の卵管の下にあり、細い靭帯で子宮に繋がった臓器で、初潮を迎えるまではほとんど機能することなくお休みしています。
生まれたばかりの頃は、卵巣の中に卵子の元となる原子卵胞が200万個あって、思春期になって初潮を迎えると卵胞が発育し、成熟卵胞へと成長していきます。

毎月1個の卵子が卵巣の内部の壁から弾けて外に飛び出します。
これがいわゆる排卵ですね。

排卵された卵子を卵管が受け止めて卵管内を通り、子宮へと到着し、卵管の途中で膣から入ってきた精子と出会えば受精が成立し、受精卵となって着床し妊娠へとつながります。

卵子は年齢と共に減少していき、思春期になると20~30万個、35歳頃には約2万5000個になり、50歳前後の閉経時には1000個程度になってしまう。
毎月の排卵の衝撃は、卵巣にとってとてもダメージが大きく、加齢と共に卵巣機能の低下が静かに進み、エストロゲンの分泌が減ると、月経が不順になり閉経を迎え卵巣機能は完全に終了します。

その後、卵巣はカラダの中で動くことがなく、徐々にサイズが小さくなり、何もしない臓器になるようです。
親指ほどの大きさの卵巣がそれよりも小さくなると言う事ですね。
これが加齢と共に起こるカラダの自然な現象なのです。

自分で自分を守るステージへと

更年期の様々な症状は、エストロゲンの欠乏だけでなく、自律神経の働きとも密接にかかわっています。
全身に張り巡らされている末梢神経の1つで、意思とは無関係に血管や呼吸、内臓や体温調節などをコントロールする神経です。
その神経の相反する働きを、脳の視床下部でコントロールし、ホルモンの分泌や免疫といった機能をコントロールしていましたね。

更年期になり、卵巣機能が低下してエストロゲンの分泌に支障が起きると、同じ視床下部に支配されている自律神経にも影響が及ぶため、さまざまな症状が現れるのです。
それが更年期症状と言われています。
・ホットフラッシュ
・冷え
・動機や息切れ
・頭痛
・不眠
・めまいや耳鳴り
・物忘れやブレインフォグ(頭の中のモヤモヤ)
・記憶力低下
・うつ状態
・胃腸障害
・皮膚や粘膜の乾燥
・尿漏れ頻尿
・肩凝りや腰痛
・関節炎
等、全身に一気に押し寄せます。

文章に上げると恐ろしさが増しますが、すべて来るものでもなく人によっても違うため、
自分を整える技?
対処法?
などをお伝えすることが目に留まると思います。
カラダが自然と起こしていく現象なので、その現象にうまく向き合うことが大切なステージに上がったのです。

エストロゲンの変動をカバーするケアを

自律神経は、規則正しい生活習慣とバランスのよい食事や適度な運動で整えられます。
が、理想と現実とは違うようですよね。
それでも、栄養と良質な睡眠、休息をきちんと、きちんととり、カラダを温めストレスをため込まないような生活にシフトしながら、薬やサプリなど取り入れるよりも、まず、この基本となる生活習慣を少しでも整える意識をしてみてほしいのです。

その変化が不調を未然に防ぐ第一歩かもしれません。

そしてその変化を丁寧に自分のカラダと向き合い、ケアにも努めていくことで自律神経が整い、エストロゲンのない日常へと慣れていくことが出来ると言う事なのですね。

閉経後の40年をどのような姿で過ごしていきたいですか?
私はイケてるおばあちゃんで過ごしていたい。
背中もまっすぐ歩いていたい。

閉経前後10年間の更年期後の未来を見据えて、ケアをしていきましょうね。