更年期は特に大切!夏の疲れを癒す頭皮ケア

朝晩の風が秋を感じさせる季節に、やっと訪れてきましたねぇ。
夏の日差しが年々痛さを感じ、怖いぐらいです。

こんにちは
アンティエールの三田です。

更年期後半の真っただ中にいる私は、3月に卵管・卵巣を摘出したので、人工閉経になり、髪質がものすごく変わってしまいました。
ねこっ毛のストレートだったのが、ほぼほぼ全体にうねりを出しています。そして質感もパサつき乾燥しています。
こんなにも髪質が変化するんだ!と、自分自身の髪に翻弄されています。

髪が老化する仕組み

ヒトの髪は、中医学で血の余りと書いて『血余』けつよとも呼ばれ、血の量が充実しているか、血によって身体にしっかりと栄養分を運べているかなどの指標ともなります。

血行や体内の栄養状態が良ければ、美しい髪が維持できるということですが、その 逆に不足したり循環が悪くなると、髪がパサつき、つやを失い、抜け毛が増えて薄毛に繋がります。

そこへ一般的に、閉経前後の約10年間に訪れると言われる更年期。
日本人の女性が閉経を迎える年齢の時期の前後に、肩こり、イライラ、ほてり、めまいなど心身に影響が出てきます。

更年期の症状が起こるメカニズムはホルモンバランスの乱れ。
閉経にともなって卵巣の働きが衰え、女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が急激に減少することで起こります。
女性ホルモンの急激な減少にからだがついていけず、神経の調節不良や心身の不調が起こりやすくなる状態になるのです。

このホルモンバランスの乱れは髪や頭皮にも影響があり、これまでのケアではどうにもこうにも髪が思うようなスタイルにならない、更年期の女性にはよくあることなのです。

なので、頭皮マッサージや栄養を与えることで頭皮を柔らかくし、血行を良くすることで、薄毛や髪にいい影響を与えていくれると言う事なのです。

髪のメカニズム

一般的に、大人の髪は約10万〜15万本。
髪は一定期間伸びると自然に抜け落ちて、新しく生まれ変わります。

古い髪が抜けて新しい髪が生まれて伸びる『成長期』
           ↓
髪の根元・毛球部が退化し始める『退行期』
           ↓
髪の成長が完全に止まる「休止期」
という、ヘアサイクルが頭皮上で展開しています。
正常なヘアサイクルでは、2~6年周期で毛髪が生まれ変わっていき、脱毛後3~4ヵ月後に、また同じ毛穴から髪が生えてきます。
このサイクルが何らかの原因でうまくいかなくなると、本来成長するはずの髪が太く育たなかったり、生えてくるはずの髪が出てこなかったりして薄毛につながるのです。

秋こそしっかり頭皮ケア

秋は夏に浴びた紫外線などの影響で、頭皮は固い土のように干からびている状態です。
言うなれば夏老けというものです。
温度や湿度の差が激しい場所に行ったりと、肌と髪は相当なダメージをうけています。

冷房による血行不良や栄養不足による夏バテ、紫外線の影響も相まって秋は一年で一番抜け毛が多い季節といわれています。
通常50~70本抜ける毛が秋には100~200本抜けると言われています。

脱毛、薄毛は更年期が訪れれば誰にでも起こるとは言え、できることならばいつも美しい髪に見せたいもの。

そのために大事なのは、食事、睡眠、運動、禁煙などの基本的な生活習慣と、自分の肌質や髪質に合わせた頭皮ケア・ヘアケアです。
更年期でエストロゲンが減ったとしても、髪の生成がストップするのではありません。
髪を生成する栄養素はタンパク質です。
タンパク質を意識しつつ、鉄分・亜鉛なども一緒に摂取することをお勧めします。
植物性タンパク質は脂分が少ないために、育毛にはとても良いです。
過剰な脂分の摂取は、頭皮から分泌される皮脂を増加させてしまうので、頭皮環境を悪化させる原因になるので注意が必要です。
そして睡眠
睡眠は6〜8時間とるのが理想ですが、ホルモンバランスを整えながらやってみると効果がわかるかと思います。

最近よく耳にするのが円形脱毛症や牽引性脱毛症などですが、
円形脱毛症はよくストレスと捉えられますが、毛包(もうほう)という頭皮の内側で毛根を包んでいる皮膚組織が生成と保護で抜けないようにしていますが、毛包を標的とした自己免疫疾患で、成長期の毛包がリンパ球の攻撃を受けて壊されてしまうことが原因でなったり、または遺伝すると考えられています。

牽引性脱毛症は、髪を束ねることで起こる毛髪を高頻度に牽引することで、主に前頭部や側頭部の毛髪が抜ける脱毛症です。
私もよく束ねることが多いので、側頭部やトップの生え際などが薄くなり、髪が後退しているように感じます。
なので、1年に1度はスタイルチェンジで束ねないスタイルを作るようにしています。
束ねないスタイルにしている間に、育毛を兼ねての栄養剤やマッサージなどで頭皮ケアをするよう、心がけています。

何かと手間のかかる更年期のお年頃です。
素敵な老年期を迎えれるよう、手間を惜しまずにですね!