眠りを改善できれば、更年期の不調はよくなる!

今年の夏は、本当に暑さが厳しいですね。
6年前の近畿を襲った台風で、タイミング悪くエアコンが壊れ、その後、エアコンなしの生活を工夫すれば何とかなるのでは?
と、だましだまし5年頑張ってみました。
さすがに今年は厳しい暑さ。風のない夏だったように感じます。
今年は久々のエアコン生活に救われている我が家です。

こんにちは
アンティエールの三田です。

私事ですが、去年の夏に乳がんを患い、治療を受けて今は経過観察中で1年が経ちました。
そして、その乳がんは遺伝性乳がん卵巣がん症候群という遺伝子変異から起こる乳がんでしたので、リスク低減卵管卵巣摘出手術を受け、人工閉経をいたしました。

いきなりの告知ですが、女性のカラダの変化として更年期を経験するのですが、私が経験する更年期障害には多汗・腰痛など感じていました。
そこへ、人工閉経後3カ月経過したあたりから、ホットフラッシュに途中覚醒と睡眠に変化が訪れだしました。

入眠3時間の勝負

更年期を境に増える不調の1つに『不眠』があります。
その中でも多い、夜中に何度も目が覚める『中途覚醒』です。
途中で目が覚めても、再度眠れれば問題なく快眠となるでしょうけれど、その後寝付けなくなると睡眠に対する満足度が大きく低下してしまいます。

睡眠には脳を休める『ノンレム睡眠』とカラダを休める『レム睡眠』があります。
『ノンレム睡眠』は眠りの深さが3~4段階に分けられ、その中で一番深い睡眠を徐波睡眠といい
『レム睡眠』は眠りが浅く、眼球が動き、夢を見たりするの時間帯があり、睡眠の周期は90分~120分間で、後半に進みにつれてノンレム睡眠の持続は短くなり、睡眠徐波も減っていきます。

この、睡眠徐波が十分に得られないと、中途覚醒や熟眠障害を招くため、入眠3時間をいかに充実したものにできるかが、快眠のカギとなります。

私も時々ですが、一度目が覚める時があります。
目が覚めても今はすぐに寝付けますが、それでも起きたくはないですよね。

睡眠を整えて成長ホルモンの分泌を促そう

睡眠中に分泌されるホルモンの一つに『成長ホルモン』があります。
全身に働きかけて成長を促したり、傷ついた組織を修復したいする作用があり、子どもの時だけでなく大人になっても重要な成長ホルモン。
この睡眠時に分泌される成長ホルモンの内、7割はノンレム睡眠の中でも、特に眠りについて3時間以内にくる、1番深い睡眠時に分泌されます。

成長ホルモンを分泌させ、すっきりと気持ちよく目覚めるには、最初の3時間をいかに深く眠るかにかかっていると言う事なのですね。

では、スムーズに入眠に入るためにはどうすればよいのか?
巷に言われる快眠方法をご存じかもしれませんが、おさらいも兼ねて確認してみましょうか。

朝、太陽の光を浴びてから約14~16時間後の体内で『メラトニン』という睡眠を促すホルモンが分泌されます。
メラトニンは脳から分泌され、幸せホルモンと言われるセロトニンで作られます。
夜、暗くなることで分泌が高まり、生体時計のリズムを調整し、活性酸素を除去し、質の高い睡眠をもたらすメラトニン
私の行動パターンだと・・・
朝5時すぎにジョギングで朝日を浴びているので、夜の9時ごろに眠くなるという計算ですが、当たっています。
夜の9時以降はヘロヘロです。
メラトニンという性質は嘘ではないですよ。
なので、何時に入眠したいかで朝日を浴びる時間を決めてもいいかもしれませんね。

そして夕方以降は人工の光には常夜灯(オレンジ色の電球)や間接灯などに切り替えたりして過ごしたり、ブルーライトは避ける環境にし、お風呂は60分~90分前には入り終えたりと、リズムを整えてみるとか・・・
そのリズムをご自分のライフスタイルにどう取り入れ、実行していくかが大事なように思います。

私の場合、9時以降に入眠できていた生活が、子どものお迎え時間が遅くなったことで、入眠が遅くズレました。
なので、お迎えの時間までに入浴を済ませ、顔にパックシートを付けて車でお迎えに・・・。笑
帰ってからは、その後のスキンケアを済ませて速攻入眠です。
程よく入浴後の体温も下がり、倒れるように寝ています。

今のところ、更年期障害でたまに中途覚醒をしますが、そこからすぐに寝つけていますので障害にはなっていません。
カラダに起こる障害に、対処療法をできるだけ自然の治癒力に任せて改善していきたいところですね。

まだまだエアコンの力を借りなければ寝付けないほどの暑さですが、どうぞもう少し
踏ん張ってすごしていきましょうね。