カラダが変化する不調から不安に・・・         新たなライフステージへと上がる心構えとは                   

たまに来るゲリラ豪雨
先日、まさに数分の出来事に、排水が追い付かず道路は冠水し大変なことになっていたようですが、
お怪我はなかったでしょうか?
あの雨で、少しずつでもいいので気温が下がってくれるといいですね。

さて、40代半ばに入ると、少しずつ少しずつ、自分の体調のコントロールが効かなくなり、不安になったりしていませんか?
『更年期はいずれ終わりがくる』
とぼんやり構えていましたが、そうとはいかず、ここから始まりなんだと思います。

私も50代半ばに入り、乳がんも罹患し、病院という場所への通院生活が始まりました。
罹患しなけば、病院へ通うというのを遠ざける過ごし方をしていたと思います。
現にそうしていました・・・・。
でも、状況が変わり、病院へ通うことで気づいてしまったカラダの変化。
女性のカラダはほんとに大変なんですよ!
こころの準備はいいですか?

新たなステージへ進む準備を

更年期は閉経の前後、5年ずつ計10年の間を意味する期間としての『更年期』は終わりがあります。
その時期特有の辛い症状も治まっても来ると思います。(個人差はありますが)

更年期を通過点ではなく、新たなステージへと進む出発点と捉え、人生の後半に向けて、踏み出す準備が大切です。

大事なのは・・・

恐れず・無理せず・気を抜かず

女性のカラダのサイクルは
初経から閉経までの約40年間、卵胞の発育や成熟に伴い、カラダの中では28日周期で繰り返され、妊娠可能な状態が作られます。
閉経とは、卵胞がなくなってホルモンの分泌もなくなり、子宮内膜も基礎体温も上昇することなくフラットな状態になってきます。
月経困難症や月経前症候群(PMS)などの、月経がらみの症状がなくなる代わりに、加齢現象がはじまってきます。

そして、そのカラダを守っていた女性ホルモンであるエストロゲンはカラダ全体をサポートする役目。
エストロゲンは基礎代謝を保ち、低体温を防いで免疫力を保つなど、カラダ全体にかかわる大きな働きをしています。
エストロゲンは各臓器にも作用し、更年期以降の病気予防とされる高血圧・高血糖・高コレステロールを抑え、動脈硬化の進行を予防する働きがあり、骨量を保つ作用があることも重要な働きをするエストロゲン。

私のカラダで言うならば、
私の乳がんは女性ホルモンによって増殖する乳がんだったこと、そこへ、私の乳がんが遺伝子変異を持っていることで、エストロゲンを完全にカラダから除去する必要がありました。(予後や生存率を上げる判断で)
月経があったカラダを、卵管・卵巣を切除し人工閉経をしたことで、完全に私のカラダは閉経しました。
なので、私は高齢期(老年期)に向けてのシフトチェンジを迎えています。

自分のカラダが今、どうなって変わるのかを正しく知ることは、とても大切なことになってきます。
そしてカラダの複雑さ、ありがたさを感じ、閉経が大きな変化のはじめの第一歩となる実感がわかると思います。

恐れず・無理をせず・気を抜かないように、正しい知識を身に着けて、生活習慣を改め、時に医療の手も借りながら更年期とその後・・・を元気に過ごしたいですね。

できる限り生活習慣で補う

卵巣は思春期から約40年でその働きを終えます。
40代になると、卵巣機能は低下しはじめて、エストロゲンの分泌も減ります。
やがて0になった状態で老年期に移行し、エストロゲンの恩恵は受けられなくなるのが今の私。

でも、このようになっても怖がることはないですよ!
これは、今までの生活を見直すチャンスだと思ってください。
40代・50代の節目を迎えた時がそのタイミングだと・・・
病気予防に気を付けながら、進んでいきましょう!

またまた私の例を言いますと・・・
エストロゲンがなくなったことで、中性脂肪やコレステロールが高くなってきました。
今は更年期後半と言う事であれば、ホットフラッシュが現れていますが障害には感じていません。
こうなれば、生活習慣病の範囲となり、乳がんとは別に、内科でカラダ全体の状態を見守ることになってきます。
エストロゲンが増殖するとがん細胞が暴れだすので、私にはエストロゲンの補充はできません。
ただただ普通に生活習慣で整えている状態です。

生活習慣のポイント5つ

更年期症状には、ホルモン補充療法・漢方薬窓の有効な治療法がありますが、不調の軽減や病気予防には自分でカラダを整えることが、とても大切!
整える基本は、よく耳にすることばかりですが、これがなかなかできないようです。
・カラダを冷やさない
・適度な運動習慣
・バランスの良い食事
・早寝早起き
・ストレスを抱え込まない

よく耳にすることばかりですよね!
特に、40.50代はストレスを抱え込まないことと、カラダを冷やさないことが重要です。
ですが、一番ストレスを抱えこむことが多い世代。
子育て終盤、親のお世話、仕事に家族分の人間関係・・・諸々いっぱいですよね。

とりあえず、頑張ってできる習慣は、運動をしてカラダを冷やさないよう、バランスの良い食事で早寝・早起きをして朝日を浴びてみる!
ストレスは、信頼して吐き出せる場所で吐いて、抱え込まないようにする!
これだけをすることで、全然違いは出てきます。
大げさに言いうと、全く違う自分を発見します(抽象的な言い方ですけど)

まずは基本から、
地味に基本を守ることで本当に、本当に、今までしんどかったと思う自分から解放されます。
行動に移してみることが大事ですから、まずちょっとずつでも、1つずつでもいいので、薬や人(医療)からのコントロールよりも、自分のカラダを知れば、恐れることなく年を重ねていけるはずです。
そして、信頼できる医師と出会い、自分のカラダの健康をサポートしながら楽しく老年期を迎えたいものですね。
自分のカラダを全うできる環境で過ごしていきたいです。